2026/05/08 13:50

贈り物を用意するとき、
「のしは付けたほうがいいの?」「表書きは何を書けばいい?」
と迷ったことはありませんか?
のしは、日本の贈り物文化に根づいた大切なマナーのひとつです。
特にフォーマルな贈り物では、のしの選び方ひとつで相手に与える印象も変わってきます。
だからこそ、基本を知っておくといざというときに安心ですよね。
今回は、のしの意味やのし紙との違い、表書きや名入れの基本など、知っておきたいポイントをわかりやすくご紹介します。


【そもそも「のし」って何?】
①「のし」の起源と今
のしは、もともと祝意を表すために贈り物に添えられてきた飾りのことです。
起源は、縁起物とされていた「熨斗鮑(のしあわび)」だといわれています。
昔は贈り物に干しアワビを添えることで相手への敬意やお祝いの気持ちを表しており、それが時代とともに簡略化され、現在の形になったとされています。
今では、感謝や祝福の気持ちを丁寧に伝えるのものとして、さまざまな贈答シーンで使われています。

②「のし」と「のし紙」は別もの
お店で「のしを付けますか?」と聞かれたとき、水引が印刷された一枚の紙を思い浮かべる方が多いかもしれません。
実は、あの紙は正確には「のし紙」と呼ばれるものです。
本来の「のし」は、その右上に印刷されている六角形の飾りの部分を指し、中央には熨斗鮑を表す絵柄が入っています。
普段はまとめて「のし」と呼ばれることが多いですが、違いを知っておくと少し理解しやすくなりますね。


【のし紙は、どれを選べばいい?】
のし紙にはいくつか種類があり、贈る場面によって使い分けが必要です。
特に大切なポイントである、水引の結び方、色、本数について詳しく解説します。
①結び方で変わる、のし紙の使い分け
代表的な結び方は以下の3つです。
<蝶結び>
ほどいて何度でも結び直せる形なので、何度あってもよいお祝いごとに向いています。
出産祝い、入学祝い、新築祝い、お中元、お歳暮などに使われます。

<結び切り>
一度結んだらほどけない形の結び切り。
「繰り返さないほうがよいこと」に使われるため、結婚祝いや快気祝いなどに向いています。

<あわじ結び>
結び切りと同じ意味合いを持ちますが、見た目が華やかでしっかり結ばれている印象があるため、特に婚礼の場面で使われることが多い形です。

②水引の本数・色にもそれぞれ意味がある
<本数>
5本が基本で、より丁寧にしたい場合は7本を使うこともあります。
割り切れない奇数がよいとされていますが、9本は「苦」を連想させるため避けるのが一般的です。
なお、婚礼では2つの家族の結びつきを表す10本(5本+5本)が使われることもあります。

<色>
慶事では主に紅白や金銀が使われます。
紅白は一般的なお祝いや季節の贈り物に、金銀は婚礼などより華やかなお祝いに用いられることが多いです。

-水引の種類と使用例-
なお、弔事では、のしの付かない黒白の結び切りなどが用いられます。
お祝い事とは使い分けが必要なので、ここはしっかり押さえておきたいポイントです。


【のし書きで知っておきたい、2つの基本】
のし紙選びの次に迷いやすいのが「何を書くか」です。
のし書きには、大きく分けて表書きと名入れの2つがあります。
①表書きは「贈る目的」を伝えるもの
表書きは、のし紙の中央上部に書く言葉のことです。
「御祝」「寿」「御礼」など、何のための贈り物なのかが伝わるように記します。
たとえば、結婚祝いなら「寿」「御祝」「御結婚御祝」、出産祝いなら「御祝」「出産御祝」、お中元やお歳暮なら「御中元」「御歳暮」といった表書きが一般的です。

-お祝い別表書きの一例-
迷ったときは、まず「どんな目的で贈るのか」を整理してみるのがおすすめです。
シンプルでわかりやすい表書きを選ぶだけでも、十分丁寧な印象になります。
なお、文字は水引やのしの絵柄に重ならないように書くのが基本です。

②名入れは、水引の下に書く
名入れは、贈り主の名前を書く部分で、一般的には水引の下中央に記します。
連名の場合は年齢や立場が上の方から順に右から左へ書いていくのが基本ですが、
特に順番に決まりがない場合は五十音順等でも問題ありません。
また、人数が多い場合は「○○一同」「有志一同」とまとめて書くこともあります。
状況に応じて、見やすく整えて書くことが大切です。


【内のしと外のしを使い分ける】
のし紙の掛け方には、内のしと外のしの2種類があります。
どちらが絶対に正しいというわけではありませんが、シーンに合わせて使い分けることで、より自然で丁寧な印象になります。
<内のし>
品物に直接のし紙を掛け、その上から包装紙で包む方法です。
控えめな印象で、主に内祝いに使われます。
宅配便などで贈る場合にも向いており、配送中の傷みを防ぎやすいのも特徴です。

<外のし>
包装紙の上からのし紙を掛ける方法です。
表書きや名前がひと目でわかるため、手渡しの場面や、贈り物が多く集まる場面に向いています。
手渡しで贈る場合や、贈り物がたくさん集まるような場面では、外のしのほうがわかりやすくて便利です。
特に、結婚祝い、出産祝いなどでは外のしが選ばれることも多く見られます。


▼▼▼
のしは、ただ形式的に付けるものではなく贈る相手への敬意や気持ちを丁寧に表すためのものです。
水引の種類や表書き、名入れ、内のし・外のしの違いなど、少しルールがあるからこそ難しく感じることもありますが、基本を押さえておけば、贈り物の場面でも落ち着いて選べるようになります。
お祝いの気持ちや感謝の思いをよりきちんと伝えたいとき、のしはその気持ちをそっと後押ししてくれる存在なのかもしれませんね。

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